むくみに良い成分「メリロート」の注意点

メリロートとは、アジア・ヨーロッパなどに自生するマメ科の植物のことです。
古来から薬草として使われていて、現地では料理にも使用されています。
そうして現在では、むくみに効くことが判明してむくみ用のサプリメントの定番になっています。

 

メリロートに含まれる「クマリン」という成分がむくみに効果があります。
この成分は血液やリンパの流れを促進する働きがあるため、つらいむくみを解消に導いてくれます。
とても効果的な成分で植物なので安全なイメージが強いですが、実は副作用が報告されています。

 

厚生労働省の発表によると、肝機能障害が起こったとのことです。
メリロートを含むサプリを利用し、肝機能障害を起こして治療を受けた方がいらっしゃいます。
ただし、症状は一時的ですが服用を中断せざるをえなくなりました。
しかしながら誰にでも発生するものではなく、過剰摂取による症状とも指摘されています。

 

肝機能障害と言っても、肝臓の異変は分かりづらいものです。
自覚症状が出ないこともよくあるので注意してください。
放置していると、全身の倦怠感や食欲不振といった症状が出てきます。
そうして障害が判明したころには、肝硬変や肝炎、肝臓ガンを発症していることもあるので注意が必要です。

 

ちなみに、メリロートの摂取目安は1日300mg、クマリンは4mgです。
この適量を目安にメリロートを使いたいものですがサプリによって含有量が異なります。いくら含有量が少ないからといって大量に摂取する行為はやめてくださいね。

 

また、メリロートの副作用が心配な方はメリロート以外の成分を使ったサプリを利用すると◎
例えば、「するるのおめぐ実」なら自然由来の成分を使っていて副作用のリスクは低いです。メリロートも使っていません。